SkyrimのMod導入に慣れてくると1度は遭遇する現象の1つに、文字化け(日本語文字が□に置き換わる)が挙げられると思います。
大抵はフォントに翻訳で使用した文字が入っていないことが原因なので、フォント変更Modで解決できます。
その一方、フォントを変更すると今度は文字がUIに収まらない現象が発生することがあります。(タイトルでは文字の見切れと表現)
今回は文字化けと文字がUIに収まらない、この2つの現象を掘り下げてみようと思います。
最終更新日:2026.03.01
文字化けの対処法
冒頭で書いた通り、フォントを変更するModを入れることで対処可能です。
お好きな日本語フォントModを選んで入れてください。
直接的な原因はフォントに翻訳で使用した文字(漢字)が入っていないことです。
その前に、文字化けがどのようなものかをSkyrim上で確認してみましょう。
英語向けのフォントファイルを日本語環境で使用した極端な例です。
日本語を使用している装備の名前が“□”に置き換わっているのが確認できます。
これは極端な例で、実際はここまで“□”だらけにはならないと思います。
実際には日本語の一部が“□”に置き換わる感じです。
Japanese translation AE update
All Japanese translations have been corrected, including downloadable content since Skyrim AE 1.6.1130. All corresponding mods are translated in Strings files, text files, and Dynamic String Distribut
有名な日本語翻訳Modですが、オプションファイルの方にフォントModがあります。
ファイル名はFonts file Optionです。
バニラでは使用できない漢字が追加されています。
Fonts file Optionのインストーラー
インストールに幾つかの選択肢があるので見てみましょう。
主に多くのModが関わるのは赤と緑で囲った部分です。
緑で囲った部分が日本語翻訳で使用するフォントの種類です。
Vanilla styleとAlternate styleの2つがあり、好みで選ぶことが出来ます。
個人的なお勧めはVanilla styleの方です。
Skyrim本来のフォントに寄せてある点と、後述のUIに文字が収まりきらない問題が発生し難いフォントだからです。
Alternate styleは少し文字の横幅が広く、
UIに収まりきらない問題が多々発生します。
fontconfig_ja.txtについて
Fonts file Optionでインストールしたファイルの中にfontconfig_ja.txtがあります。
いわゆるAE版のSkyrimを使用している場合、そのままで大丈夫です。
ダウングレードなどでSE版のSkyrimを使用している場合、リネームする必要があります。
fontconfig.txtにリネームすることで使用することが出来ます。
繰り返しになってしまいますが、最新版のSkyrimを使用している方は、リネームしないでください。
逆に使えなくなってしまいます。
Japanese Font Library
全バージョンのスカイリム(無印/LE/SE/AE/VR)に対応した、日本語圏プレイヤー向けの決定版フォントリプレーサーです。
こちらも日本語フォントを変更するModです。
バニラのSkyrimでは使用できない漢字も、このModには入っています。
使用するフォントによってはUIに文字が入りきらないこともありますが、一番カスタマイズ性に優れているModです。
Japanese Font Library SEのインストール(バージョン2.4)
専用のプリセット作成ツールも用意され、更に使いやすくなった印象です。
まずはインストーラーから見ていきましょう。
カーソルを合わせると日本語の説明が出てくるので非常に分かり易くなっています。
上から順番に見ていきましょう。
・ゲームエディション
Skyrim SEはSkyrim SE(バージョン1.597)~Skyrim AE(1.6.1170)を対象としています。
いわゆるSkyrim AEも対象となっており、fontconfig.txtとfontconfig_ja.txtの両方がインストールされます。
Skyrimの方はいわゆるSkyrim LEを使用している方が対象です。
今からSkyrimを始める方がこのバージョンであることは無いと思いますが、LE版も用意してくれています。
昔の環境を維持している場合、非常にありがたいです。
・バグ修正
本を選択すると「アーヴェルの日記」や「エルトリスのメモ」に意図したフォントが表示されない不具合を修正します。
レベルアップを選択すると「レベルアップ時のスキルメニューに表示されるダイアログにて、文字が表示されないバグ、文字が大きすぎる問題」を修正します。
UI変更Modをインストールする場合はファイルの中身を見てインストールするかを決定します。
Edge UIの場合はレベルアップのファイルは含まれていますが本の方は含まれていない為、本のみをインストールします。
・プリセット
好みの見た目のフォントを選びます。
文字幅を気にする場合は「スカイリム」がお勧めですが、後述の設定で緩和することが出来ます。
「スカイリム」以外のフォントは少し幅が広くなっています。
フォントカスタムモードは自分でプリセット設定を行う場合に選択します。
その場合は後述のプリセットビルダーの項目を確認してみて下さい。
・プリセットのメインフォント幅
プリセットのフォント幅を設定します。
ノーマルが標準のフォント幅で、「スカイリム」を選んだ場合にお勧めです。
それ以外だと文字の見切れが発生してしまうかもしれませんが、視認性の面から最初にこちらの設定を試すのが良いと思います。
コンデンスドはフォント幅が通常の60%~70%となっており、ノーマルで文字が見切れてしまった場合に試してみて下さい。
スキニーはフォント幅が通常の40%~50%となっており、大抵のUIに収まるとは思いますが視認性も犠牲にします。
この設定を検討する前にフォントや訳の見直し(訳を短くしてUIに収める)をお勧めします。
・サブセット
使える文字(漢字)の設定で、文字化けには一番関わってくる選択です。
通常版はJIS第四基準までを対象としたサブセットフォントを使用します。
基本はこちらで、使用できる漢字が多くなっています。
軽量版はバニラSkyrimに収録されている文字のみのサブセットフォントを使用します。
通常版でCTDが発生した場合に使うことになりますが、文字化けの解消Modとしての役割は無くなってしまいます。
フォントの見た目のみを変更できれば良い場合、こちらも検討してみて下さい。
・その他オプション
SkyUIのMCM画面で使用されるフォントを変更します。
バグ修正の時と同様に他のUI Modを使用しており、不具合が発生した場合は無効化します。
configpanel.swfがUI Modに含まれている場合は競合が発生する可能性があります。
Skyrim Japanese Font Replacer
Font replacer for Japanese Skyrim.
最もシンプルな日本語フォント置き換えModです。
バニラSkyrimから見た目を変更する必要が無い場合、有力な選択肢だと思います。
SkyrimSEを使用している方は特に設定をすることなく使用可能ですが、最新版を使用している場合はfontconfig.txtをfontconfig_ja.txtにリネームする必要があるかもしれません。
日本語フォントModに迷ったら
上記2つを試し、文字化けが起きた場合に他のフォントを考えてみて下さい。
インストールも簡単となっていますが、フォントをカスタマイズすることは出来ません。
文字の見切れを解決する
言い換えるなら文字がUIに収まりきらない現象の事です。
バニラSkyrim準拠のフォントでもModのUIによっては発生するかもしれません。
起きる場面は様々あるかと思いますが、一番顕著なのはメッセージボックスです。
行替えが出来ない構造上、影響をダイレクトに受けます。
実はメッセージボックスは非常に多くの場面で使われています。
例えば、パワーで色々な設定を行うModが代表的なものと言えるかもしれません。
文字が途切れているだけでなく枠自体が広がってしまい、設定項目が分からなくなってしまっています。
これは日本語に翻訳しているので、まだ影響が小さい方です。
英語だと更に長くなりがちなので、影響が大きくなります。
これは非常に困るので、何とか解決を図りたいと思います。
翻訳を短くする
日本語に翻訳した時の文章を短くするのも解決方法の1つです。
上記の画像の例で言うと、「ポーションを作成する」→「ポーション作成」など短くできる部分は短くします。
ポーションを薬と訳せば更に短くなります。
文字数によってUIの外枠も小さくなるようで、圧縮すると正常に表示されるようになります。
英語のまま、つまり未翻訳の場合は翻訳した方が文字数が少なる場合がほとんどです。
フォントの調整よりも前に翻訳を検討してみるのも1つの手です。
fontconfig_ja.txtの編集でフォント幅が小さいものに置き換える
Skyrim AEの場合はfontconfig_ja.txtの編集、SEの場合はfontconfig.txtを編集し、指定してあるフォントを変更します。
※追記
使用するフォント、どの場面で使用するかは上記のテキストファイルで指定することが出来ます。
中身をNotepad++などのテキストエディタで見てみましょう。
赤で囲った箇所が使用するフォントです。
全てfontlibから始まっており、ここに記述のないフォントはフォルダ内に存在していても無視されます。
Interface\となっているのでフォントファイル(~swf)はInterface直下に配置します。
画像では既に元のモダンの設定ファイルに以下の記述を追加しています。
fontlib "Interface\fonts_sourcehanserif_skinny.swf"
Interface\以下はフォントファイル名となっています。
fontlibの後の記述は""で囲む必要がある点も注意してください。
フォルダ階層は以下のようになります。
Japanese Font Library SEから抜き出して配置してください。
インストールされるフォントに含まれているSlimの方を使っても良いですが、少し幅が広いので、大幅に文字が切れてしまっている場合は修正できないかもしれません。
Slimが元のフォントの75%、Skinnyが50%の幅になります。
緑で囲っている箇所はフォントを使用する場面を指定しています。
今回修正したい箇所はメッセージボックスです。
画像では既に選択してある(青くなっている)箇所ですが、以下の記述がメッセージボックスで使われるフォントを指定しています。
map "$EverywhereMediumFont" = "sourcehanserif_skinny" Normal
赤文字で示した箇所を変更します。
ファイル名の内、前に付いている「fonts_」と後ろの拡張子「.swf」は含めません。
他のフォントを使用して見た目を統一したい場合、画像で言うところの「sourcehanserif」の箇所を一括で他フォントに変えるのが良いと思います。
fontconfig_ja.txtを書き換えたら、SkyrimでUI表示を確認してみましょう。
文字が画面に入りきらなかった時と同じ翻訳状況で撮影しています。
UIの枠内に文字が収まっています。
全ての選択肢が見えるようになりました。
ですが、相応のデメリットもある点に注意してください。
今回のフォント変更はメッセージボックス以外にも適用される個所があり、代表的なものはインベントリ表示やジャーナルです。
文字幅が狭くなったため、視認性が低下します。
モダン以外のフォントを使用するなら、バニラ拡張の「vexeverywhere.swf」を持ってくるのもお勧めです。
これらで問題が起きた場合、視認性を犠牲にフォント幅を狭くする以外、ユーザーに出来ることはありません。
フリーフォントを使用するのも有効ではありますが、フォントは地味にCTDリスクがある点に注意してください。
上記フォントを使用している場合でも、フォルダに沢山のフォントを置いたり、fontlibで沢山のフォントを指定していると、CTDする可能性があるので注意しましょう。
まとめになりますが、最初に翻訳の見直しを優先することを個人的にはお勧めします。
ですが、Modによってはフォント設定の編集でないと解決できない場合もあります。(訳を短く出来ないなど)
状況に応じて対処を使い分けてみてください。
このツールを使うことにより、以前より簡単にフォント構成を変更できるようになりました。
文字の見切れの解消という意味では幅の狭いフォントを指定したいところです。
Japanese Font Library - PresetBuilderを起動するまで
まずはJapanese Font Library - PresetBuilderをダウンロードしてみましょう。
本体Modとは別のページで公開されています。
Japanese Font Library - PresetBuilder
スカイリム用のフォントプリセットを生成するためのツールです。
必要なものが少し特殊なので、そちらも見ていきます。
このUVが必要となるのですが、こちらは通常のインストーラー形式ではありません。
インストールは一般的にPowerShellを用いて行われます。
PowerShell自体はWindows10以降のPCにはデフォルトで入っているので、特に何かが必要なわけではありません。
まずは
UVのページにアクセスし、以下の部分をコピーしてください。
今回はWindowsが対象なので、赤で囲った部分でWindowsが選択されているかを確認します。
次に緑で囲った部分をコピーしてください。
この部分がPowerShellで使う部分です。
その次の段階はPowerShellを起動します。
Windowsの検索ボックスに「PowerShell」と入力すれば検索結果に表示されているはずなので、それを選択します。
起動すると次のような画面になるので、そこに
UVのページでコピーしたものを貼り付けてEnterを押します。
Enterキーを押すと処理が始まりますので、終わるのを待って閉じて下さい。
最後にJapanese Font Library - PresetBuilderを解凍し、run.cmdを選択すると起動完了です。
初回起動の際には少し長めの処理が入るので待ちましょう。
フォントファイルがあるフォルダを指定
起動して最初に行うのはフォントファイル(~.swf)のフォルダを指定することです。
赤く囲ったフォルダの追加を選択することで、フォントファイルのフォルダ指定画面に移動します。
1つのフォルダにまとめても良いですが、私は以下の画像のようにフォント別にフォルダを分けています。
最後にフォントファイルを出力する際に便利なので、画像では親フォルダとして"0_Font"フォルダも作成しました。
※プレビュー画像の設定
Japanese Font Library - PresetBuilderはツール上でフォントのプレビュー画像を表示する機能があります。
プレビュー画像の設定には2通りのやり方がありますが、今回はフォントフォルダを小分けにしているので簡単な方でやってみます。
フォントがあるフォルダに`sample`、`preview`、`image`の名前が含まれた画像ファイルを配置します。
画像の様に名前に含まれていれば良いので、単にsample.jpgなどとしても認識します。
この方法はフォントファイルをまとめた場合には使用できません。
フォントファイルを1つのフォルダに纏めた場合、1つ1つに画像を紐付ける必要があります。
具体的には画像の名前とプレビュー画像の名前を同じにします。
"fonts_tfont-kaisho_every.swf"→"fonts_tfont-kaisho_every.jpg"
かなり手間なので、今回はこの方式では行っていません。
Japanese Font Library - PresetBuilderの操作
フォントがあるフォルダを指定することが出来たら、次に好みのフォントを選択、出力していく作業です。
指定したフォルダ下のフォントファイルしか左側に表示されませんが、フォルダを切り替えても設定したフォントは保持されているので安心してください。
順に見ていきましょう。
青で囲った部分を選択するとプリセットの名前を変更する画面に移動します。
Dafault以外にプリセットを作成したいときに使います。
複数の好みのフォント構成を切り替える際にも便利です。
保存場所はJapanese-Font-Library-PresetBuilder内のpresetフォルダです。
ピンク色で囲っている部分でフォントが変更できます。
左側でフォントを選択し、一括で適用することも出来ます。
緑で囲った部分はプリセットの保存です。
現在使用しているフォルダが上書きされ、DafaultのままだとDafaultのプリセットが上書きされます。
設定し終えたら、最後にフォントファイルと設定ファイルを出力します。
赤色で囲った部分を選択すると、フォント設定ファイル(fontconfig.txtとfontconfig_ja.txt)とフォントファイル(~.swf)を出力する画面に移動します。(初回時)
指定したフォルダは分かり易いところにしておきましょう。
念のためSkyrimが使うフォントフォルダ以外のフォルダを指定することをお勧めします。
なので無視してください。
とは言え、Specialの項目以外の抜けが無いかは確認するのが大事です。
フォントファイルを選ぶ時の基礎知識
フォントファイルを選択する際に何を選択したら良いのか悩んでいる方向けです。
見た目は好きなものを選ぶのが良いと思うので、それ以外の部分が中心です。
・フォントファイルはカテゴリと一致するように選ぶ
Everyにはeveryの名前が付いたフォント、Bookにはbookの名前が付いたフォントを選ぶのが一般的です。
・フォント幅
幾つかのフォントには狭い幅のフォントが付属しています。
ファイル名に追加で何も付いていないものが基本のフォントサイズです。
condensedと名前が付いているものはフォント幅が通常の60%~70%になっており、UIからはみ出してしまった際に試してみると良いです。
フォント次第ですが、視認性も問題ない範囲だと思います。
skinnyと名前が付いているものはフォント幅が通常の40%~50%となっており、かなり小さいフォントになります。
大抵のUIの文字の見切れは解消されるかもしれませんが、文字が非常に見づらくなることも多いです。
・フォントの上下のサイズ
フォント幅はある程度は選ぶことが出来るのですが、フォントの上下幅はどうにもなりません。
たまにUIの上下幅が厳しく、文字が見切れてしまう場合があります。
ですので、フォントに迷ったら上下幅がコンパクトなものを選べばUIの枠内に収まりやすいので、お勧めです。
少し上の方が見切れてしまっているものがあります。(画像上側のフォント)
とは言え、通常のUIでは問題になることは無いです。
一部の上下幅が厳しいModでは文字が見切れてしまう事があります。
フォント設定ファイルとフォントを配置
PresetBuilderで出力した際にSkyrimが使うフォルダ以外を選択した場合、出力したファイルを移動、またはコピーします。
フォントは多すぎるとSkyrimがCTDするリスクがあるため、swfファイルは必要最低限であることが望ましいです。
Japanese Font Library の作者です。紹介ありがとうございます。
返信削除v1.13のデフォルト拡張(vex~.swf)はバニラから抽出したフォントと源ノ角ゴシックや源の明朝といった大規模フォントを組み合わせており、日本で使われるであろう文字は大抵表示できるはずです。
文字の大きさにはいつも苦慮しています。小さくすれば見づらい、大きくすれば見切れる、幅を狭くすると見た目がいまいち、文字間を狭くすると見づらいetc...
正直なところ、この件 はUI側で対処すべき事案だと思っています。例えば見切れる場合は、見切れないように自動的に小さく表示するとか。
こちらこそフォントModを公開していただき、ありがとうございます。
削除非常に見やすく、フォントの雰囲気も環境に合わせることが出来るので重宝しています。
デフォルト拡張も概ね他の文字と対応範囲は同じだったのですね、修正させていただきます。
自環境でもJapanese Font Libraryのフォントを色々試していますが、Skinnyだと文字が読みづらくなり、基本的にはUIの方で対処するのが良いと言うのは痛感しています。
とは言えModユーザーにはUI改変のハードルが高く、見やすさか文字の見切れのどちらかを選ばざるを得ない側面もあります。
特にブログでも挙げたメッセージボックス仕様の設定メニューは、横にズラッと並ぶので文字幅の影響を特に受ける印象です。
デフォルト拡張は文字も見やすく、見切れも発生し難いので、この投稿でプッシュさせていただきました。