Skyrimの付呪(エンチャント)Modについて

2024年10月30日水曜日

Skyrim エンチャント 付呪

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Skyrimエンチャントのサムネイル
 一口にSkyrimの付呪(エンチャント)Modといっても色々あります。
エンチャントの効果を追加するものからエフェクトを変更したり、付呪制限の変更など様々です。
今回は自分が使用したことのあるエンチャントModを中心にまとめてみたいと思います。
以下基本的にSkyrim SEはバージョン1.597、AEはバージョン1.6.1170を指します。

大規模なエンチャント効果追加Mod

バニラSkyrimにある既存のエンチャント装備も含め、かなり大規模に装備を変更、追加するModです。
エンチャントModと言えばこれを最初に思い浮かべる方も多いと思います。
バニラ装備も変更するため、一部Modにはパッチが必要となる点にも注意して下さい。
パッチが必要なもので特に導入している方が多そうなModはArmor and Clothing ExtensionWeapons Armor Clothing and Clutter Fixesでしょうか。
後述のエフェクト変更系も基本的には必要です。
どれか1つのみ入れることをお勧めします。

Summermyst - Enchantments of Skyrim

元祖エンチャント効果追加Modです。
2024年に久々の更新が来ました。
確率で強力な効果が発動するエンチャントが数多くあり、アクションよりもRPG系のバランスが特徴だと思います。
特定の状況下でのみ効果が発生するものも幾つかあり、戦闘にランダム性や戦略性を求めている方にお勧めです。
よろめく効果を発生させるエンチャントもありますが、POISE - Stagger Overhaul SKSEとあまり相性が良くありません。
パッチ類に関しては範囲、数が多すぎるためModページのRequirementsを参照してみて下さい。

Thaumaturgy - An Enchanting Overhaul

比較的新しめのエンチャント効果追加Modです。
確率系の効果は無く、アクション寄りの調整を求めている方にお勧めです。
順当にバニラSkyrimのエンチャントを拡張している印象です。
よろめき中に耐性を上げる効果などはやはりPOISE - Stagger Overhaul SKSEと相性があまり良くありません。
パッチ類に関してはこちらも種類が多いので、詳しくはModページのRequirementsを参照してみて下さい。
基本的にパッチはkryptopyr's Patch Hubで大体揃いますが、それ以外の場所で公開されているものもあります。
こちらの方がパッチが1箇所に集まっている分、導入も簡単かもしれません。

エンチャント制限を取り払うMod

エンチャントの制限を取り払いますが、エンチャント数の撤廃など設定によってはチートになりかねないModもあります。

No Enchantment Restriction SKSE Remake

基本的に解呪以外のエンチャント制限撤廃Modはこれ1つでOKです。
SKSEプラグインの為、ESP枠も圧迫しませんし、最新のSkyrimでも使用可能です。
機能としては解呪の制限撤廃、エンチャント数の制限撤廃です。
繰り返しになりますが、既にエンチャント効果を取得済みの装備を解呪するのはほかのModに頼ることになります。
また、ユニーク装備も解呪できますが壊れます。

どちらの効果も設定には気を付けて下さい。
ユニークなアイテムが解呪可能になったり、付呪スキルが100にもなっていないのに複数のエンチャントを装備に付与できるようになったりします。
特に後者はバランスが完全に崩壊するので基本的には解呪制限の撤廃のみを有効にすることをお勧めします。

設定はNoEnchantmentRestrictionRemake.tomlをテキストエディタで編集して行います。

[ExperimentalReallyReallyExperimental]
EnableDisenchantEverything = true

[OhGimmeThoseSlots]
EnableUnlimitedEnchantment = false
EnchantmentMaxSlots = 3

上記設定ではエンチャント数の制限撤廃をオフにしています。
バランスを考えた場合、無限にエンチャント出来る設定は使用しない方が無難です。
Perkの取得状況に関わらずEnchantmentMaxSlotsで設定した数字のエンチャントが可能になってしまいます。

Arcane Disenchanter - NG

解呪が出来るようになるSKSEプラグインModです。
Visual C++ Redistributables 2022も必要な点に気を付けて下さい。

家Modの一部に解呪機能が含まれているModがありますが、Arcane Disenchanter - NGはESP枠を消費せず、アルケイン符呪器があれば場所を選ばず解呪できます。
オプションのESLファイルはメッセージの置き換えなので、適当なESPにマージするのも良いと思います。
元のアイテムが強化値が維持されたまま残るのも特徴の1つです。
チルレンドなどのユニーク武器を単体で解呪することは出来ません。

設定はArcane-Disenchanter-NG.tomlをテキストエディタで編集して行います。

DisableItemDestruction = true 
trueでアイテムを壊す設定をオフ、falseだとバニラSkyrim同様に壊れます。

RequiresPerk = false 
解呪にパークを必要とするかどうかの設定です。
バニラSkyrimでは必要としない設定になっており、Modもデフォルトではfalseです。

RequiredPerkID = 0xBEE97 
RequiredPerkModName = "Skyrim.esm"
解呪に必要なパークのIDと必要なパークが存在するESPを指定します。

既にエンチャント効果を取得済みのものは解呪の項目でグレーになっているアイテムを選択することで解呪が行えます。
既知のエンチャント効果を解除している画像
上記画像のメッセージ部分を変えるのがオプションファイルとなっているeslファイルです。

1つの強化済みアイテムをエンチャントを変えて長く使える為、アイテムに愛着を持つタイプの方にお勧めです。
真逆の使い方ですが、適当な武器にエンチャントを気軽に付与、解呪できるようになるので、どんどん新しいアイテムを使いたい方にも有用です。
ESP上でエンチャントが付与されていない状態のアイテムが無い場合、初期状態のエンチャントが付与されたアイテムがインベントリに残ります。

防具に関しては注意が必要で、装備した状態でエンチャントを解除すると魔法効果が残ってしまうようです。(データベースの報告から
ただ、自環境で確認したところ正常に効果が外れていたので、何らかのバグ修正Modで修正できるのかもしれません。(要検証)
念のため防具やアクセサリーは外してから解呪しましょう。

Arcane Disenchanter - NGとNo Enchantment Restriction SKSE Remakeの併用について

私個人の意見としてはバランスを考えてArcane-Disenchanter-NGのみで良いと思っているのですが、併用することでのみ可能となる特殊な使い方があります。
それはユニーク装備を壊さずに解呪する使い方です。
それぞれの設定ファイルでEnableDisenchantEverythingとDisableItemDestructionを有効にすることで可能になります。

エンチャントエフェクトを変更するMod

Skyrimのエンチャントの見た目を格好良くするModです。
結構派手に見た目が変わるので、Skyrimをプレイするモチベーションが上がります。

Vibrant Weapons EAE

元ModはVibrant weapons - Fire Frost Shockですが、負荷やSkyrim SEへの対応状況を考えるとVibrant Weapons EAEの方がより汎用的だと思います。
火、氷、雷の3つの効果に対応しており、エンチャントエフェクト変更Modの中で最も派手なエフェクトが特徴です。
Vibrant Weapons EAEの炎エフェクトの画像
炎のエフェクトでプレイヤーキャラの周りまで明るくなっているのが分かると思います。

Vibrant Weapons EAEは前提Modとして以下のModが必要です。

Enchantment Art Extender(AEユーザー)
Enchantment Art Extender for Skyrim 1.5(SEユーザー、上記元Modも必要)
Keyword Item Distributor(オプション、曲剣用のエフェクトの為に)

その他、SKSE64など前提Modで必要なModもインストールします。

他のエンチャントにエフェクトを追加するModと決定的に違う点はESPのエンチャントや武器を編集しない点です。
その代わりにあまりに奇抜な見た目の武器は少し見た目が悪くなってしまうかもしれません。
武器種を追加する代表的なModの1つであるAnimated Armouryにはパッチが用意されています。


松明やランタンの代わりになりそうなほど明るいエンチャントエフェクトで、他のESPでエフェクトを変更するタイプのModと併用可能です。
これは比喩ではなく、実際に装備すると目に見えて明るくなります。
個人的にエフェクトは数あるModの中でもかなりのお気に入りです。

Vibrant weapons - Fire Frost Shock

最新版はAEのみに対応しています。
Skyrim SEユーザーは旧バージョンを使用します。
SKSEプラグインModで、こちらもESPの編集を行わないタイプのModです。
基本的には前述のVibrant Weapons EAEで代用できますが、火、氷、雷の3つ以外にもエフェクトを適用するアドオンは現時点では本家のみに対応です。
全種類のエフェクトをSKSEプラグインのModで固めたい場合、こちらを使用してみても良いかもしれません。

スタミナダメージや吸血などに対応するアドオンは以下のModです。


アドオンはAE版とSE版の両方が用意されています。
現段階の使用としては武器には最も効果の強いエフェクトが1つだけ適用され、複数のエフェクトが混じることは無いようです。

Visual Animated Enchants 2-023 AKA VAE2

ESPを変更するタイプならこちらのModが第一候補だと思います。
パッチが豊富で、Summermyst - Enchantments of SkyrimThaumaturgy - An Enchanting Overhaulへの対応が簡単です。
更にエフェクトも奇麗で炎が揺らめくなどのアニメーションもあります。
基本属性の他、スタミナダメージや吸血にもエンチャントエフェクトがあり、複数の効果を持つ武器は同時に複数のエフェクトが適用されます。

Vibrant Weapons EAEの画像と比較しやすいように炎エフェクトを撮影してみました。
Visual Animated Enchants 2-023 AKA VAE2の炎エフェクトの画像
奇麗なエフェクトですが、プレイヤーの周りを照らすほどの明るさではありません。

主なパッチは以下になります。


SkyPatchedと名前にあるものはSkyPatcherが必要で、主にSummermystThaumaturgyで必要になります。
SkyPatcherを用いることでESPを編集することなくパッチを当てることが出来ますが、(Unofficial SkyPatched) Visual Animated Enchants(VAE 1 and 2) best of both Ultimate PatchのPostで100行以上の編集はCTDが起きやすくなる現象が報告されています。
CTDが起きた場合は古典的なパッチであるVisual Animated Enchants 2023 - Thaumaturgy Patchなどを使用してみましょう。
他、kryptopyr's Patch HubWeapons Armor Clothing and Clutter Fixes用のパッチで、これだけ他とパッチの対象が異なります。

比較的最近のModということもありパッチも豊富で整理されており、エフェクトも奇麗なのでお勧めです。
前述のVibrant Weapons EAEの基本属性以外を補う目的で使用することも出来ます。

エンチャントに関するバグを修正するMod

ここではエンチャント関係の不具合を解消するModを紹介したいと思います。
基本的には入れておいて損は無いと思います。

Equip Enchantment Fix

特定の条件でエンチャント効果が適用されない場合がある不具合を修正するModです。
SEとAEで使用でき、後述のScrambled BugsのアーカイブにあるScrambled Eggchantmentsにも同様の修正がありますが、こちらの方が主流でしょうか。
主な条件として自動的にアイテムを装備した際などが該当するようです。
装備管理Modやフォロワー管理Mod、ホットキーMod等で気を付けるべきかもしれません。
その他にも条件があるかもしれませんが、仕組みとしては装備した際にエンチャント効果をチェックするような仕組みになっているようです。
攻撃速度の修正方式と少し似ていますね。

Scrambled Bugs

様々なバグを修正するModで、その中にエンチャント関連の修正も含まれています。
エンチャント価格に関する不具合を修正します。
Equip Enchantment Fixと同様の修正はアーカイブにあるScrambled Eggchantmentsですが、ファイルを直接指定しないとダウンロードできないこともあり、基本的にはEquip Enchantment Fixを使用してください。
必要Modは以下になります。


設定はScrambledBugs.jsonを編集して行います。
trueとfalseを変更する程度の編集ですので、Windows標準のメモ帳でも大丈夫です。
ここではエンチャント関連の項目を見ていきます。

"enchantmentCost": true,
セーブ、ロードした際にエンチャント武器の価格が変動することに対する修正です。
どうやら作成時の付呪スキルが保存されず、その間にスキルが上昇すると価格が上昇した付呪スキルを元に計算されるのが原因のようです。
基本的にtrueにすると価格は低下するため、少し資金繰りに苦労するかもしれません。
個人的にはあまり気にしていない不具合ではあります。

エンチャント装備をNPCに配布するMod

エンチャント装備と聞いてこの手のModを思い浮かべる方は少ないかもしれませんが、面白いModなのでエンチャントModの括りで紹介したいと思います。

Equipment Durability System NG

Skyrim SEとAEの両方で使用できるSKSEプラグインModです。
メインの機能は装備劣化Modなのですが、それ以外の機能の方を個人的には注目しています。
その中の1つがエンチャント効果をNPCが持つ装備や商人の宝箱に配布する機能です。
デフォルトでSummermyst - Enchantments of SkyrimThaumaturgy - An Enchanting Overhaulに対応しているファイルが付属しています。
エンチャント効果を後付けで配布するため、こちらのModを活用すれば最悪レベルリストのパッチは作成しなくても良いかもしれません。(勿論あるに越したことはありません)
装備劣化機能も設定ファイルから簡単に無効化出来るので、エンチャント効果配布のために使用することも出来ます。

設定はEquipmentDurability.iniを編集して行います。
今回は装備劣化機能の切り替えとエンチャント関連に絞って紹介します。

[Degradation]
DisableDegradation=true

trueで装備劣化機能を無効にします。

[DynamicEnchant]
DisableDynamicEnchant=true
EnchantChance=1
VendorEnchantChance=2
BossEnchantChance=5

こちらがエンチャント配布機能です。
DisableDynamicEnchantが有効、無効の切り替え、それ以外は配布確率です。
VendorEnchantChanceは商人への配布確率となっています。
少しゲームバランスの観点から補足ですが、エンチャントアイテムを敵が持っている場合、敵強化Modよりも攻撃が痛い場合もあります。

[Widget]
DisableWidget=true

確かデフォルトで無効になっていたと思うのですが、ここをfalseにするとウィジェットが表示されます。
装備ウィジェットが必要のない方はtrueに、欲しい方はfalseにします。

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理想のSkyrimを求めて日々Modを導入し続けています。
主にSkyrimの戦闘や景観、システム関連をModを用いて変更していきます。
過去投稿も徐々にアップデートしていきます。

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