AddItemMenuの機能を持つModを探してみよう

2024年9月24日火曜日

AddItemMenu Skyrim UI

t f B! P L

 AddItemMenu - Ultimate Mod ExplorerはSkyrim内のアイテムを自由に呼び出すことが出来るModです。
一般的にはチートと呼ばれるような機能を持つModですが、Modを入れたSkyrimでは重宝します。
鍛冶での生産に対応していないModがあったり、デバッグやテストに便利だったりするからです。
しかし、最新のSkyrim AE(1.6.1170)に対応していない為、代わりとなるModを探すのに苦労しているユーザーが多く見られます。
AddItemMenu自体も少し特殊な手段を用いることでバージョン1.6.1170でも機能させることが出来ますが、やはり普通の手段ではない為、抵抗がある方も居るかもしれません。
今回はAddItemMenu及び、代わりになりそうなModを紹介したいと思います。
※以下基本的にこの投稿ではSEをバージョン1.597、AEを1.6.1170とします。

最終更新日:2025.01.19

Skyrim Cheat Engineの画像

AddItemMenu - Ultimate Mod Explorer

本家AddItemMenuです。
対応バージョンはSkyrim SEのみ。
必要Mod:SKSE64UIExtensions

AE(1.6440)用のMod:AddItemMenu - NG(DLLファイルのみ)
本体を上書きして使用します。
最新のAEには対応していません。
加えて現在AddItemMenu - NGはHidden Modです。

こちらも本体を上書きして使用します。

また、UIExtensionsのランダムCTDを修正するModとして以下のModも入れておくと良いかもしれません。

AddItemMenuをAE(1.61170)に対応させる方法

単体では最新のSkyrim AEに対応していませんが上記Modを組み合わせることでAEで動作可能なようです。
ただし想定されていない方法で、動作が保証されるものではありません。
以下Add Item Menu - ESL PatchのPostを参考にAEへの対応方法を書いていきます。

1.本家AddItemMenuをインストール
バージョンはメインファイルにある1.14です。

2.AddItemMenu - NGをインストール
AddItemMenu - NGがHidden ModなのでNexusのバックアップファイルをリンクしています。
問題が合ったら消去します。

3.AddItemMenuのInterfaceフォルダを削除
翻訳ファイルの事です。

4.Add Item Menu - ESL Patchをインストール

これで動くようになるようですが、Add Item Menu - ESL Patchの作者さんも想定していないようなので、完全に想定外の挙動となります。

また、GitHubで最新のSkyrimで動くようにしたAddItemMenuが公開されていますが、説明を見る限り全て作り直したものではなく、既存Modの組み合わせの様です。
単体で完結し、元Modは必要ありませんが、NexusのAddItemMenuのEndorseをする等、元Modに対するリアクションも忘れずにしたいところです。
少し余談ですが、作成の手順はAdd Item Menu - ESL Patchを使わないものとなっており、このブログで書いた方法とは別の方法で作成されています。

dMenu

ESPなしの完全にSKSEプラグインオンリーのModです。
対応バージョンはSkyrim SEとAE(1.6440)
最新のAEに対応しているかどうかはPostでも情報が錯綜しています。
手動インストールで動いたなどの報告もあります。
SKSEプラグインのみのModですので、試すこと自体は簡単だと思います。
まずは自分のSkyrimで動くかどうか確認してみて下さい。

必要Mod


デフォルトHomeキーで起動します。
キー設定やフォントの設定はdmenu.iniから行います。
キーコードに関してはInput Scriptを参照してください。

アイテム追加Modとしての感想ですが、一括でインベントリに追加できない点については少し不便に感じます。
一つずつアイテムを追加していく感じです。
その代わりに動作が高速で、ESPファイルの枠を圧迫しない点が優秀だと思いました。
独自の検索機能もありますが日本語が使えない為、翻訳している環境だと活用し難い部分もあります。
検索機能自体はとても優秀で、瞬時にアイテムやプラグインを絞り込んでくれます。

Simple Mod Item Spawner -Alternative To AddItemMenu for AE VR or SE

ほぼAddItemMenuですが、SKSEプラグインModではなくなっています。
故にバージョンアップに強く、どのSkyrimでも使用できます。
反面、AddItemMenuよりも少し処理が遅いようです。
DLLファイルが無いだけで、SKSE自体は変わらず必要です。

必要Mod


MCMで色々設定できるので、そちらも確認してみて下さい。
ほぼAddItemMenuなので、移行もしやすいと思います。
少しAddItemMenuに比べると動作が重い点を許容できるかどうか、それに加えてSKSEプラグインではない為、Skyrimのアップデートに強い点が導入の決め手となりそうです。
特にSkyrim.esmなど大量のアイテムがあるものは動作が重くなる傾向にあります。

Skyrim Cheat Engine

少し要件が多いですが、処理の速さと検索機能を合わせ持つ隠れた名Modです。
SKSEプラグインModですが、ESPもあるタイプです。
Skyrim SE~AEまでのほぼ全てのSkyrimで使用出来ます。(ModページのPostに動作報告があります)
検索機能はSkyrim Input Method - Use System's IMEと併用することで日本語入力も可能です。
Skyrim Input Method - Use System's IME自体はSkyrimSE~1.6440までの対応で、最新のAEには正式対応していません。
Cheatと直接的な名前が付いているのが原因かもしれませんが、他のアイテム追加Modと比べるとマイナーな印象です。
とは言え、やっていること自体はAddItemMenuと変わりません。

必要Mod


ちなみにC++ Redistributable Packageは以下のものをダウンロード、インストールします。
C++ Redistributable Packageのダウンロード画面の画像


MCM設定と使い方

MCMの設定はシンプルにキー設定だけで、初期設定は[です。
Skyrim Cheat EngineのMCMの画像

次に先ほどのMCM画面で設定したキー(初期設定は[キー)を押し、Skyrim Cheat Engineのメニューを開きます。
Skyrim Cheat EngineのGUI画面の画像

一番上のALLItemes(Explore)がESPの検索です。
50音順に並んでおり、文字を入れてESPの検索は出来ません。
その下のALLItemes(Search)はアイテム名で検索が可能で、こちらは文字による検索が可能です。
文字で検索できる都合上、一番最初の画面ではALLItemes(Search)をメインに使うことになります。
少ないとは思いますが、胴と手の装備で共通の名前が無い場合などは不便に感じるかもしれません。
もっとも、そのような装備はあまり見かけませんが。

その下のAmmos以下は種類別アイテムの検索とバニラSkyrimのアイテムの一覧とが表示されます。
試しにArmorを選択してみましょう。
Skyrim Cheat EngineのArmors項目の画像
一番上のSearch ArmorsはALLItemes(Search)と同様に文字入力でアイテムを検索します。
カテゴリが絞られるため、より限定して探しやすくなると思います。
その下のExplore Armors by ModはESPの検索になりますが、全てのアイテムと異なり更に下の階層があります。

では、Explore Armors by Modを選択してみましょう。
Skyrim Cheat EngineのESPを絞り込む画像
一番上のSearch for Modを選択することで文字入力画面に移行し、Mod名を検索することが出来ます。
全てのアイテムではESPを絞り込むことが出来ませんでしたが、個別項目のArmorsやWeaponsでは可能となっています。
ESP名で絞り込む場合は個別項目を選択してみて下さい。

最後にAdd All Armorsですが、色んな意味で重いので基本的には使いません。
所持重量の関係で走れなくなったり、一度に大量のアイテムを追加するため少し処理が重いです。
ESP名で絞り込んだ場合や文字検索で絞り込んだ場合のALL~は余程の大規模Modでない限り積極的に使用して大丈夫です。
絞り込んだアイテムを全追加します。

実際に使ってみた感想ですが、動作も軽め、検索機能を活用して特定の装備を探すのも簡単です。
装備以外にもシャウトや魔法を直接追加したり、Perkポイントなども追加できるのでModのテストが非常に楽になります。

1つだけ気になった箇所として、初回起動時は個数指定の箇所で何も入力せずに決定キーを押すと装備が追加されず、Skyrim Cheat Engineも処理が終了できない不具合を確認しています。
個数入力時に何か入力するか、一旦セーブして再ロードで回避できますが、少し不便ではあります。
入力自体は1を入れて消すといった無意味な操作でもOKです。
セーブデータで初回インストールする時に起きるようなので、導入を済ませたセーブデータの場合は気にする必要はありません。

QUI

ESPを持たないSKSEプラグインオンリーのModです。
Skyrim SEとAE(1.6440)に対応しており、単体では最新のAEに対応していません。
最新のAEに対応したDLLファイルは以下になります。
いつか正式に対応するかもしれません。

必要Mod


設定はQUI.tomlをテクストエディタで編集して行います。
基本的に変更する箇所はキー設定ぐらいです。

[PluginExplorer.Key]
KeyboardToggle = 87 # Toggle the PluginExplorer interface (default: 87 = F11)

初期設定の87はF11キーとなっています。
おなじみInput Scriptのページで入力する数値を確認してください。

さて、実際に設定したキーを押して起動して見ましょう。

QUIの起動画面の画像

このようにロードオーダー順にESPが並んでおり、選択するとアイテム選択画面に移ります。
検索機能が無く、並びが50音順でない為、少し目当てのModを見つけにくい印象です。
動作はSKSEプラグインModということもあり、非常に軽快です。
ESP枠を消費しないのも強みだと思います。

Modex - A Mod Explorer Menu (AddItemMenu)

2025年に新たに登場したAddItemMenu系Modです。
SEから最新のAE、VRと幅広いSkyrimに対応したSKSEプラグインModとなっており、ESPもありません。
アイテムの追加だけでなく、NPCやオブジェクトの配置、選択したCellへのテレポートを行うことも出来ます。
私的には独自のUIや追加機能があることもあり、dMenuにも近い印象です。

必要Mod

Description Framework(オプション)
ImGui Icons(オプション)

オプションとなっているものは必ずしも入れる必要はありませんが、あると使える機能が増えます。

日本語化

日本語化はModデータベースではなく、Nexusに公開されているModで行います。


基本的には上記Modで上書き(ロードオーダーを優先)するだけで日本語化は完了です。
jsonファイルによる翻訳なので、バージョンが違う場合でも翻訳可能なはず、と説明文には書かれています。

ファイルが2つありますが、特段の理由がない限りはFont and translationを入れます。
自分でフォントを用意したい時のみ、翻訳ファイルのみの方をインストールします。
また、INIファイルを上書きするので、編集する場合はModex - Japanese Font and translationの方のINIファイルを編集しましょう。

INIファイルの編集

基本的にはSkyrimを起動し、メニュー画面の設定から行うのが良いと思います。
ですが、書いている時点ではメニュー画面上でキー設定が上手く出来ませんでしたので、INIを直接編集してみます。(バージョン1.1で修正を確認しました)
編集するファイルはModex.iniです。
日本語化をしている場合、Modex - Japanese Font and translation側のModex.iniを編集します。

[Main]
Theme = FontChange
ShowMenuKey = 211
ShowMenuModifier = 0
Language = japanese
ModListSort = 0
UI Scale = 130
GlyphRange = Chinese
PauseGame = false

上記はModex - Japanese Font and translationの初期設定です。
幾つかピックアップして見てみましょう。

ShowMenuKey = 211
メニュー画面を開くキーの設定です。
初期設定では211、Deleteキーとなっています。
ここに入れる数字は下記のサイトを参照してください。


ShowMenuModifier = 0
いわゆるコンボキーです。
他のModとキーが被っていたり、キーがカツカツの時に設定してみて下さい。
キーコードはShowMenuKeyで参照したページと同じです。

UI Scale = 130
UIの大きさを設定します。
日本語化Modでは少し大きめに設定してあります。
好みに合わせて設定してみて下さい。

GlyphRange = Chinese
日本語化Modでは初期設定がChineseとなっています。
新しいバージョンではChineseFullに変更されています。
フォントフォルダの位置を決定している様で、日本語化ModではJapaneseとChineseの両方にフォントファイルが入っています。
Japaneseに変えても良いですが、そのままでも問題ありません。
※追記
新しい日本語ModのバージョンではGlobalFontが設定してある為、フォントの位置が変更されています。
結論は変更なく、ChineseFullのままで大丈夫です。

PauseGame = false
Modexを開いた際にSkyrimをポーズ状態にするかどうかの設定です。
初期設定はfalseですが、個人的にはtrue推奨です。
falseに設定すると、Modexを開いている間に放置状態の判定となり、メニューの裏で視点が回転して落ち着きません。

アイテムの追加

ここからは実際にModexを使用してみましょう。
開始キー(初期設定Delete)を押してメニュー画面を開きます。
ModEXでアイテムを追加する画像

フィルター機能(アイテムやESPの絞り込み)

先ほどの画像で緑で囲った部分がフィルター機能です。
ESPやアイテムを絞り込むことが出来ます。

一番上の「~による検索結果」はアイテム自体を絞り込むことが出来ます。
検索できるものはアイテムの名前、FormID、EditorIDです。
この内、アイテムの名前は1つ注意が必要で、日本語検索が出来ません。
バージョン1.1でコピペなどのショートカットを使用できる機能が追加されましたが、日本語はコピペできませんでした。
全てのアイテムを翻訳している場合、少し不便かもしれません。

2番目の「項目タイプでフィルタリングする」はアイテムの種類別にフィルタリングします。
アーマーや武器、ポーションなどに分けられます。

3番目、ラストになるのがMod Listのフィルター条件、つまりはESP名でのフィルタリングです。
ESP名は基本的に英語なので、日本語検索できない影響が無くなります。
翻訳している場合は特に活用するフィルタリングだと思います。
その他、後述のお気に入り登録した装備を表示させる機能もここです。

行動とショートカット(アイテム追加の方法)

先ほどの画像で赤で囲った箇所が、実際にアイテムを追加するときの挙動です。
順に見てみましょう。

1番上の「インベントリの追加」ですが、そのままの意味です。
一覧から選択したアイテムを1つインベントリに追加します。
アップデートでアイテム追加の個数も選択できるようになりました。

2つ目の「地面に置く」は、追加する先がインベントリではなく地面になります。
それ以外は特に変わりませんが、沢山アイテムを選ぶと回収が大変です。

3つ目の「お気に入りに追加」は、選択したアイテムをお気に入りフィルタに追加します。
気に入ったアイテムを登録しておくと、フィルタリングで即座に出せて便利です。
先ほどの画像で緑で囲った箇所では、一番下のフィルタリングでお気に入りのフィルタが掛けられます。

ここからはショートカットの項目です。
一気にアイテムを追加したい場合に便利ですが、フィルターを掛けていないと全てのアイテムが選択されるため、フリーズの危険があります。

最初は「テーブルの全てのアイテムを追加」です。
フィルターに掛かったアイテム全てをインベントリに追加します。
必ずアイテムを絞りこんでから選択してください。

2番目が「すべてを配置」です。
フィルターに掛かったアイテム全てを地面に置きます。
フィルターを掛けていない場合は勿論、掛けても選択アイテムが多すぎる場合は回収が大変です。

3番目が「コンテナにテーブルのアイテムを追加」です。
目の前に宝箱が出現し、その中にフィルターに掛かったアイテム全てが入ります。
場所によっては宝箱が邪魔になるかもしれません。

個人的おすすめ-AEでも使えるAddItemMenuの代替Mod

一番のおすすめはModexSkyrim Cheat Engineです。

ModexはESPを消費しない点が優れており、日本語検索は出来ないものの、ESP名でのフィルタリングなど、十分な機能が備わっています。
アップデートでアイテム追加の個数も選択できるようになりました。
速度も良好で、NPCやオブジェクトを呼び出す機能、特定のCellにテレポートする機能など、追加機能も豊富です。

Skyrim Cheat Engineは少し要件が多い点と初回インストール時の小さな不具合が気になりますが、機能面、速度共に申し分ないModだと思います。
こちらもアイテム追加の個数が選択出来るのも強みです。
アイテムの他、魔法やPerk Pointなども追加できるので戦闘面のテストが楽になります。

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Skyrim研究所を運営しています。
2014年位から理想のSkyrimを求めて日々Modを導入し続けて現在に至ります。
主にSkyrimの戦闘や景観、システム関連のModについて書いていく予定です。
Modの更新と共に過去投稿も徐々にアップデートしていきます。

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