Skyrimに多くのModを入れていると、バニラのバランスでは簡単すぎたり、逆に難しくなりすぎてしまう事も多々あります。
自分の環境では序盤が難しく、終盤はインフレで簡単になりすぎている場合がほとんどです。
また、バニラの難易度設定は与ダメージが減少し、戦闘が長引きやすい問題もあります。
今回は様々な難易度調整Modを見ていきたいと思います。
全体的にはModのインフレに対応するために難化の方向で調整しますが、序盤はあまり強化をしない感じにしたいです。
バニラSkyrimの難易度設定を使用するMod
ここではバニラSkyrimで設定できる難易度(ノーマルやレジェンダリー等)を利用し、難易度調節を行うModについて見ていきます。
Skyrimの難易度設定は一律で与ダメージと被ダメージに倍率を掛けています。
バニラSkyrimではフォロワーに対して被ダメージが適用されていないのですが、Modを使用することでフォロワーにも適用することが出来ます。Do Normal Damage on Every Difficulty
バニラSkyrimの難易度設定でハード以上に設定している場合、プレイヤーの与ダメージが減少します。
Do Normal Damage on Every Difficultyはプレイヤーの与ダメージ倍率を全ての難易度で1に設定します。
ハード以上の難易度では簡単になり、ノーマル以下の難易度では難化します。
高難易度時にダメージが通らない場合にお勧めです。
簡単なESPの編集なので、個人的に作成しているパッチESPにマージするとESP枠の節約になります。
地味にESPFE化もされていないので、そのまま使う場合は少しESP枠が勿体ないです。
Automatic Difficulty Manager
バニラの難易度設定を動的に変更します。
最初の内はハード相当の難易度になり、レベルが上がるに連れて難易度レジェンダリーを超える倍率に設定されます。
最終的にはプレイヤーの与ダメージは0.2倍、被ダメージは4倍になります。
Skyrim上でどの難易度が設定されていてもAutomatic Difficulty Managerの設定となり、一貫した難度でプレイすることが可能です。
難易度レジェンダリーで序盤がキツイバランスだと感じている方にお勧めです。
ただ、最終的に適用される与ダメ0.2倍は結構なデバフなので、その部分は好みが分かれそうです。
Nether's Follower Framework
・必要Mod
フォロワー管理Modの代表格ですが、Skyrimの難易度設定を管理することも出来ます。
MCMから自由な数値を設定することが可能で、Do Normal Damage on Every Difficultyよりも自由度が高くなっています。
フォロワー管理ModにNether's Follower Frameworkを採用している場合、こちらで設定した方が良いと思います。
MCM画面での難易度上書きは以下のような画面です。
また、フォロワーの与ダメージ倍率も設定できますが、こちらはバニラの段階で難易度と連動しているようです。
Nether's Follower Frameworkを使用することで、好きな数値を設定してバランスを変えることが出来ます。
一方で被ダメージの設定は無いため、フォロワーの方が硬くなってしまうのは変わりません。
Scrambled Bugs(フォロワーへの難易度適用)
・必要Mod
機能の一部は最新版のSkyrim専用ですが、概ねSEとAEの両方で使用可能。
様々な不具合や、追加の設定を行うことが出来るModです。
その機能の1つにフォロワーへのダメージ倍率を適用する機能があります。
ScrambledBugs.jsonの以下の行をFalseからTrueに設定します。
"difficultyMultipliers":
"commandedActors": false
"teammates": false
SE環境の場合は名称が異なり、以下の行を編集します。
"teammateDifficulty": false
フォロワーへの難易度設定以外にも有用な機能が複数ある点、更にESP枠も消費しない為、基本的にフォロワーへの難易度適用はScrambled Bugs1つで大丈夫です。
また、ScrambledBugsのDescriptionにも書かれていますが、フォロワーの与ダメージはバニラの段階で連動しているようです。
Skyrimの敵を動的に強化
この項で紹介するのはSkyrimの難易度設定とは別にヘルスやスタミナ、マジカ、攻撃ダメージなどに倍率を掛けるModです。
バニラの難易度設定はダメージ倍率を変更するだけですが、こちらは直接ステータスを強化するイメージです。
Dynamic Enhance Enemy Attributes
・必要Mod
敵をSkyrimの難易度設定とは別枠で強化するModです。
強化できるステータスはヘルスやスタミナ、マジカ、攻撃ダメージ、魔法攻撃ダメージです。
敵のレベルや自キャラのレベルに応じて段階的にステータスを上げることも可能です。
また、レベル10までは強化が反映されず、序盤が難しくなり過ぎることがありません。
これはSpell Perk Item Distributor (SPID)で強化レベルが管理されているためで、序盤を難しくしたい場合、EnhanceEnemyAttributes_DISTR.iniを変更することで変えられます。
他、強化倍率などはMCMからの設定です。
値の倍率は基本パーセンテージとレベルの両方に掛かります。
基本パーセンテージを大きくすると、レベル10で急激に強くなってしまう為、こちらを小さくして、レベルと強化倍率で管理するのが良いと思います。
強化倍率もレベルが低い間の方が基本パーセンテージの影響が強く出るので、その意味でも基本値は小さくて良いです。
また、ボスの強化倍率は高くし過ぎないように注意してください。
Skyrimの大抵のボス(バニラ含む)にはダメージを強化する専用のPerkが配布されており、どのレベル帯でもゲームにならなくなる可能性があります。
総じて自キャラと敵NPCのレベルで強化されていくため、段階的に強化できるのが魅力です。
Dynamic Enhance Enemy Attributesは終盤の敵を強化したい方に特にお勧めできるModだと思います。
Dynamic Scaling Level Attribute
こちらはDynamic Enhance Enemy Attributesとは反対に高レベルの敵を弱く、低レベルの敵を強化するModです。
私の環境ではあまり起きたことが無いのですが、もし序盤の敵が弱く、終盤の敵が強すぎる場合はDynamic Scaling Level Attributeの方が適しています。
MCMから設定できる点もDynamic Enhance Enemy Attributesと同様です。
敵を追加、増加させるMod
この項目ではリスポーンする敵を増やしたり、手ごわい敵を追加するModを見ていきたいと思います。
なるべく互換性が高く、バニラSkyrimのゲームプレイと干渉しないようなものをチョイスしたつもりです。
Unlimited Hostile Encounters - Full Customizable Enemy Spawn Overhaul
・必要Mod
様々な敵をランダムで世界各地に出現させるModです。
出現レベルも設定できるため、序盤の戦闘が無理ゲーになることも少ないと思います。
細かい設定はMCMで行うことが出来ます。
出現レベルの他、出現地域や出現数などの設定が可能です。
低レベルの間は出現数を減らすオプションもあります。
日本語圏ユーザーとしては、オプションに日本語化ファイルがあるのも嬉しいポイントです。
細かいところではありますが、変な位置に敵が出現することも少ない印象です。
総じて敵をランダムで出現させるModとして優秀なのが、Unlimited Hostile Encounters - Full Customizable Enemy Spawn Overhaulです。
High Level Enemies Redux
・必要Mod
高レベルの敵を追加するModとしては、やはり外せないModの1つです。
単純に高レベルの敵をバニラのレベルリストに追加している方式の為、あまり序盤の難易度に影響しない点が個人的には好きです。
同じようにバニラのレベルリストを変更するModがある場合、Wrye Bashでパッチを作成する必要がある点は、少し難しいかもしれません。
派生Modもありますが、好みの範囲だと思います。
オリジナルのHigh Level Enemies Reduxと一緒に使用せず、単独で使用してください。
敵の装備品を強化するMod
バニラSkyrimでは敵の装備品が強化されることはありません。
Modで敵の装備品を強化することにより、地味ながらも確実に難しくなります。
ここでの装備品の強化は鍛冶による強化の事を指します。
Equipment Durability System NG
・必要Mod
SEとAEの両方で使用可能なSKSEプラグインModで、装備劣化がメイン機能です。
ですが、私はもっぱら装備強化Modとして利用しています。
装備劣化機能が不要な場合、全て無効に設定することが可能です。
設定はEquipmentDurability.iniをテキストエディタで編集することで行うことが出来ます。
装備品の強化は以下の項目を編集することで行います。
[DynamicTemper]
DisableDynamicTemper=true
TemperChance=50
VendorTemperChance=0
BossTemperChance=100
強化確率やボス、宝箱の強化確率が設定できます。
VendorTemperChanceが宝箱です。
それ以外にもエンチャント装備を配布したりも出来ます。
設定内容は装備品の強化と同じです。
[DynamicEnchant]
DisableDynamicEnchant=true
EnchantChance=1
VendorEnchantChance=2
BossEnchantChance=5
装備劣化機能をオフにしたい場合は以下の箇所をtrueにします。
[Degradation]
DisableDegradation=true
メイン機能なので初期値はfalseです。
何だかんだ前身となるEquipment Durability Systemの時から使用しており、自環境にずっと入れているModの1つです。
敵にPerkや魔法を配布するMod
敵NPCはModのPerkや魔法を基本的には持っていません。
Spell Perk Item Distributor (SPID)でModのPerkや魔法を配布することによって、Modでインフレしたプレイヤーに近づけます。
ですが、Modの魔法はNPCが使用することを想定していない場合も多々あり、バランスには気を付ける必要があります。
また、Perkに関してですが、ボスのみに配布されているダメージ強化Perkと合わさることで、ダメージが大きくなりすぎることがあります。
いずれにしても、この項で紹介するModは取扱い注意です。
Enemy (R)Evolution of Skyrim - EEOS - Spell Perk Item Distributor Addon
Spell Perk Item Distributor (SPID)を使用し、敵NPCに魔法などを配布するModです。
Modだけでなく透明化のポーションやバニラのシャウト、魔法を配布することも出来ます。
Apocalypse - Magic of Skyrimなどは比較的安全だと思いますが、Colorful MagicやArcanum - A New Age of Magicは強すぎるかもしれません。
特定の魔法を無効にしたい場合、~_DISTR.iniから一部の魔法を削除したり、ファイルごと消したりすることでバランスを調整することが出来ます。
VulcanoなどDareniiさんのMod
最初からSpell Perk Item Distributor (SPID)の配布を考えて作成されている魔法Modのため、もっとも安全に使用できると思います。
インストール時にSPIDオプションを選択してください。
Vulcanoに特有の要件として攻撃速度修正系のModがあります。
・Adamant - A Perk Overhaul(オプションのSimonrim Attack Speed Fix)
他、Scrambled Bugsも必要Modとなっています。
Enchantments and Potions Work for NPCs - EPW4NPCs (SKSE64) (SPID Plugin ini)
バニラSkyrimでは一部のエンチャントやポーションの効果が、NPCに対して無効となっています。
スキル上昇系やマジカコスト低減などが該当します。
Enchantments and Potions Work for NPCsを使用することで、それらのエンチャントがNPCに対して機能するようになります。
敵にエンチャントアイテムを配布している場合は敵強化に繋がりますし、フォロワーにも事実上の強化が入ります。
地味ながらも影響が大きいModです。
各種Perk ModをNPCに配布
Spell Perk Item Distributor (SPID)でModのPerkをNPCに配布します。
配布は確率の他、スキルレベルによって決定されています。
メインファイルの違いは配布確率のみです。
元のPerk Modが必要です。
また、バニラSkyrimの時点でボス格に設定されているExtra Damegeとの相乗効果で、強くなりすぎる可能性もあります。
Perk Modの方でもNPC用のPerkが設定されているので、バランスには気を付けてください。
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