Azurite Weathers and SeasonsはSkyrimの代表的な天候Modの1つです。
天候Modと言っても、Azurite Weathersはビジュアル面の強化が主な機能となっており、その機能の1つにSkyrim全体の色見を変える機能があります。
従来はENBでSkyrimの色調変更を行う場合が多かったのですが、Community Shadersを使用する場合、ReShadeだったり、Azurite Weathersのような天候Modが担うことになります。
この投稿においてはReShadeは使用せず、Azurite Weathers単独でSkyrimのビジュアルを強化しています。
主な使用Mod
・Community Shaders(アドオンはほぼすべて使用)
Community Shadersに関しては人気Modだけあり、Modデータベースに詳細な情報が書かれており、更新が活発です。
詳しい要件はModデータベースやModページを参照してみて下さい。
要件の1つであるMicrosoft Visual C++ Redistributableなどは忘れがちです。
その他のModも詳しい要件はModページのRequirementsを参照してください。
また、光源環境もLight Placerを使用している環境にしており、いわゆるフェイクライトを無効化しています。
Azurite Weathers and Seasonsのインストールと使い方
まずはAzurite Weathers and Seasonsをインストールして使ってみましょう。
インストールも使用方法も難しくは無いと思います。
Azurite Weathers and Seasonsのインストール
メインファイルは2つあり、それぞれに特色があります。
Azurite Weathers IIはENBやCommunity Shadersとの併用を考えて作成されています。
こちらを使用するModで特に有名なものはAzurite Horizons ENBでしょうか。
基本的にENBを使う場合はAzurite Weathers IIが要件になっていることが多いです。
一方、Azurite Weathers IIIは、よりスタンドアロンとなっているのが特徴です。
バニラSkyrimでも勿論、Community Shadersで使用することも可能です。
ENB環境でも使用することは可能なのですが、2025年2月現在、Azurite Weathers IIIを要件としているプリセットは確認できませんでした。
今回はAzurite Weathers IIIとCommunity Shadersの組み合わせを使用します。
その他、オプションファイルは夜の明るさ調整やTrue Stormsとの互換パッチになります。
Azurite Weathers and Seasonsの使い方
インストールすると自動で追加されるパワーを用いて設定します。
設定を行わず、入れるだけでもSkyrimの色見が大幅に変化します。
訳はJapanese translation AE updateのものを使用しています。
パワーを使用すると以下のような画面が出てきます。
訳では「世界観」となっている箇所が色調変更です。
他にも夜の明るさなど様々な設定が変更できます。
しかしながら、このパワーによる設定は適用している設定が確認できず、更にセーブデータ間での共有が出来ません。
ニューゲームをすると最初から設定のやり直しです。
これでは設定を再現するのが難しいため、実際に設定を行う際はアドオンとなるMCMを追加するModで設定することをお勧めします。
Azurite Weathers - MCM and Settings Loaderを使用して設定する
Azurite Weathers - MCM and Settings LoaderはAzurite WeathersにMCM機能を追加します。
Azurite Weathers IIとAzurite Weathers IIIの両方に対応しており、バージョンアップで1つのファイルに集約されました。
更にはMCM Helperを使用しているため、ゲームロード時に設定を自動で読み込む機能も追加されます。
これにより、セーブデータ間で設定の引継ぎが可能となり、最初から最後まで好みの色調でSkyrimをプレイすることが可能となります。
また、既にAzurite Weathers and Seasonsで追加されたパワーを持っている場合、自動で削除します。
最初から同時にインストールする場合、パワーは追加されません。
早速MCMの設定画面を見てみましょう。
パワーの設定に比べると分かり易くなっていると思います。
現在の設定もMCMから確認でき、上記画像は初期値のものです。
色調変更「世界の景観」にはスライダーも追加され、オリジナルのパワーよりも細かく設定することが出来ます。
設定はMCM\SettingsにAzurite Weathers - MCM.iniとして保存されます。
以下はMO2のOverwriteフォルダに保存された画像です。
Azurite Weathers - MCM and Settings Loaderの設定による変化
Azurite Weathers - MCM and Settings Loaderの設定を初期値から変更し、実際にSkyrimの色調の変化を見てみます。
1つ1つの効果を別個に見ていますが、実際には組み合わせることが出来ます。
デフォルト設定を除き、1つの項目の数値を5.0に設定、その他の数値は0に設定しています。
デフォルト値
まずはデフォルトの値の画像から。
少し上で示したMCM画面の設定と同じ値で、世界の景観の値は全て0です。
この設定でも十分奇麗ではあります。
これを基準に他の設定を見てみましょう。
ナチュラル
次はナチュラル(Natural)の数値を5.0に設定した画像です。
少し彩度が低くなったでしょうか。全体的に色が少し失われます。
尚、数値を10.0にすると完全に真っ暗になります。
無幻(Dreamy)
夢幻(Dreamy)を5.0に設定した画像です。
独特なエフェクトとなっており、少しぼやけた感じになります。Skyrimの寒色のイメージとは異なる色彩になり、また違った印象のゲームになりそうです。
良くも悪くもイメージがガラッと変わります。
荒涼
荒涼(Bleak)を5.0に設定した画像です。
ナチュラル(Natural)よりも更に色が無くなります。数値が5.0の段階でほとんど色がありません。
使う場合、もっと低い値で使うのが良いでしょう。
晴明
晴明(Blight)を5.0に設定した画像です。
シャープ(Sharp)をマイルドにした感じになります。少し白色が強くなる印象です。
実際に使う際は低い数値で微調整し、赤色を足したいときに使うのが良いでしょう。
ここからは室内の明るさを見ていきます。
まずは暗くしてみましょう。
室内の明るさ-中間
続いて室内の明るさを中間に設定してみます。
こちらがデフォルト設定です。
「暗くする」設定に比べると少し明るくなりました。Light Placer環境でも機能していることが分かります。
「暗くする」と比べると更に分かり易く明るくなっています。
夜間の暗さ-暗くする
夜間の暗さの変化も見てみましょう。
また、この設定は切り替えに何かトリガーがあるらしく、外で変更しても直ぐには適用されません。
エリア切り替えや「ALT+TAB」で他のアプリに切り替えるなどすると設定が反映されます。
通常プレイには不向きかもしれません。
夜間の暗さ-中間
続いて「中間」設定です。
撮影時は「ALT+TAB」でアプリを切り替えて戻すことで設定を反映させました。
「暗くする」に比べると少し明るくなりましたが、まだまだ松明が必要な暗さです。「夜間の暗さ」設定もLight Placer環境で機能していることが分かりました。
一番プレイしやすい設定ではありますが、ENBで人気のあるリアルさを重視した環境を目指すなら、他の設定の方が良いかもしれません。
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