Skyrimのロード画面は読み物としても面白く、非常に出来が良いと思います。
ですが、Modを多く入れている場合、表示される3Dモデルに変更が適用されなかったり、文字が右に寄りすぎてしまう点が少し気になります。
今回はModを活用してSkyrimのロード画面をカスタマイズしてみようと思います。
地味な変更ではありますが、結構満足感のある変更だと個人的には思います。
目次[非表示]
ロード画面のレイアウトの変更
文字が表示される位置、現在レベルの表示位置を変更します。
該当するModは私が把握する限りでは1つだけです。
Loading Menu Overhaul
ロード画面の表示を変更するModです。
文字と現在レベルが表示される位置を変更し、ワールドマップに出る際はロード先の位置も表示してくれます。
表示されている文字(メッセージ)を切り替える機能も追加され、別のメッセージが読みたい時も便利です。
キーボードではQ/Rキー、ゲームパッドではLB/RBボタンでメッセージが切り替わります。
必要Mod
どの必要Modもメジャーなものばかりです。
既に入れている方も多いと思います。
Loading Menu OverhaulのオプションにあるファイルはOblivion-like Loading Menu SEのような見た目に変更するものです。
互換性
ロード画面の3Dモデルを変更するMod(絵画風のものを含む)やメッセージを追加するModとも互換性があります。
他にもModページで互換性があると明言されているModは以下の通りです。
大体のロード画面を変更するModと共存できます。
少し注意が必要なものはloadingmenu.swfを変更するModです。
とは言えパッチなしでも使用できないということはなく、ロード順でLoading Menu Overhaulを優先すれば機能自体は使用できます。
見た目の統一感を重視する場合、パッチがあるUIリスキンModを検討してみて下さい。
以下が私が知る限りのUIリスキンMod用パッチです。
・Edge UI - Explorer Addon(オプションのEdge UI - Explorer Addon - Patch Collectionに含まれています)
見た目に統一感が生まれるので、これらのUIリスキンを使用している場合は活用してみて下さい。
Skyrimを起動してロード画面を見てみる
Edge UIの火花エフェクトが入っていますが、概ねLoading Menu Overhaul単体で以下のようなロード画面になります。
3Dモデルを絵画風に変更しても機能するので、既にロード画面を変更している方も安心してください。
まずはデフォルトのLoading Menu Overhaulから。
文字が中央に纏められており、改行が気になり難くなっています。
ロード画面の行先の土地が右上に表示されているのも大きな特徴です。
LBとRBで文章が切り替えられるのも分かり易く表示されています。
これらのレイアウトはEdge UI - Explorer Addon以外も見た目が少し変わる以外、ほとんど共通です。
次に少し特殊なレイアウトになっているEdge UI - Explorer Addonのパッチを見てみましょう。
こちらは文字が中心ではなく、少し右寄りとなっています。
バニラSkyrimのロード画面よりは広く幅をとっているため、詰まった感じは軽減されています。
他の大きな違いとしては、文章切り替えボタンが表示されていない点が挙げられます。
機能が無くなったわけでは無いので、RBとLBを押すと切り替えることは出来ます。
パッチと言っても見た目の統一感だったり好みの問題なので、デフォルトのLoading Menu Overhaulが気に入っている場合、そちらを使用しても良いかもしれません。
ロード画面の3Dモデルを変更してみる
ロード画面に表示されるモデルはModの変更を反映しないものもあるので、Modを多く入れていると少し違和感があります。
色々なロード画面の表示を変更するModがありますが、絵に変更する事で多少の嘘が許されるのではないかと考え、私は絵画っぽいロード画面を使用しています。
ロード画面に表示されるモデルだけでなく、メッセージを追加するものもあるため、翻訳が必要な場合がある点には注意です。
また、前述の通りLoading Menu Overhaulと併用することが可能です。
バニラSkyrimのロード画面を表示させない為には
実はロード画面の置き換えModを使用しても、僅かな確率でバニラのロード画面が表示されてしまう場合があります。
その場合の対処法がLore-Friendly Load Screen CompendiumのModページで紹介されています。
・SSE Display Tweaksを使用した方法
SSE Display Tweaksにはロード画面にフィルターを掛ける機能があります。
設定はSSEDisplayTweaks.iniをメモ帳などのテキストエディタで開いて編集します。
変更する部分は以下の箇所です。
LoadScreenFilter = true
LoadScreenAllow = LoadScreenCompendium.esp
LoadScreenBlock = All
赤文字で表示したESP名の部分は使用しているロード画面リプレイサーのESP名に変更してください。
編集も簡単となっており、SSE Display Tweaksは他にも便利な機能が沢山あるので、お勧めの方法です。
・Synthesisを用いた方法
SynthesisはSkyrimの環境を読み取り、各ESPに適用するパッチを作成するツールです。
これに関しては他にも使用できるModがある上、少し複雑なので別投稿で行う予定です。
使用するパッチはSkyrim-DisableVanillaLoadingScreensです。
Synthesisの使い方はSynthesis Documentationに詳しく書いてあります。
Immersive The Elder Scrolls Lore Loading Screen
ベゼスタ、ゼニマックスによる公式のElder Scrollsアートワーク画像を基にしたロード画面のリプレイスModです。
美しさは勿論の事、Skyrim以外のElder Scrollsの歴史に関する記述が多くあり、非常に興味深い内容です。
一方でThe Elder Scrolls Online(ESO)の出来事も多く、これからESOをプレイしようと考えている方にはネタバレとなってしまうかもしれません。
日本語訳はSkyrim Special Edition Mod データベースにアップロードされている方がいらっしゃいます。
Lore-Friendly Load Screen Compendium
美しい絵画風のロード画面に置き換え、追加します。
人物だけでなく、美しい風景、クリーチャーなど表示される文字に適したものを追加します。
画像はElder Scrolls Legends、Elder Scrolls Online、Skyrim のコンセプトアート、独立系のアーティストから。(詳しくはMiscellaneous filesのクレジットを参照)
メインファイルは幾つかの解像度とアスペクト比に分かれており、好きなものを1つ選んでください。
一番下のMinimalは追加される画像が最小限のバージョンとなっています。
Miscellaneous filesはクレジットが記載されており、描いたアーティストが分かるようになっています。
メインファイルはインストール時に幾つかのバージョンが選択できます。
All-Inclusiveは全部入りとなっており、ディドラクリーチャーやテレポート魔法の説明なども含まれています。
環境によってはSkyrimに実装されていないものも表示されてしまうかもしれません。
Creation Club AdditionsとVanillaOnlyは追加コンテンツ用の説明やロード画面を追加しないバージョンです。
一番無難なバージョンです。
Author's Cutはより厳選したロード画面を追加しますが、バニラSkyrim以外のコンテンツも含んでいる様で、その点ではAll-Inclusiveに近くなっています。
翻訳はSkyrim Special Edition Mod データベースにアップしてくれている方がいます。
The Elder Scrolls Legends - Loading Screens
こちらもElder Scrolls Legendsのアートをロード画面に使用するModです。
個人的に好みのアートが多く、長い間こちらのModを使用しています。
少しインストールが複雑ですが、SSE Display TweaksやSynthesisを使わずにバニラのロード画面を無効にすることが出来ます。
メインファイルはTESL - Loading Screens - ESP and Meshesと2Kまたは4Kのテクスチャに分かれており、この2つが必要です。
TESL - Loading Screens - ESP and Meshesはインストーラー形式となっています。
詰まりそうなところだけ見ていきましょう。
・Ini Compacibility Settings
基本的にはVanillaを選択してください。
Complete Widescreen Fix for Vanilla and SkyUIを導入している場合、下のComplete Widescreen Fixを選択します。
・Border Options
画像が表示させる解像度と合っていない時の処理を決定します。
基本的にはデフォルトのFixedHight(高さを合わせて表示)が良いと思います。
・Display Message
ロード画面の説明文を表示するか決定します。
Noで説明文は表示されなくなります。
Yesを選んだ場合はSkyrim Special Edition Mod データベースにある日本語翻訳ファイルを使用することで日本語にすることが出来ます。
・Loading Screen Priority
The Elder Scrolls Legends - Loading Screensの画像優先度、というと分かり難いですが、バニラのロード画面をどの程度表示させるか、と言い換えることも出来ます。
Standaloneはバニラのロード画面に追加する形で追加します。
他のロード画面Modと併用したい場合や、引き続きバニラのロード画面も見たい方向けの設定です。
ReplacerはバニラSkyrimのロード画面よりも優先されます。
完全にバニラのロード画面を無効にしたい場合はFrequencyを選んでください。
Frequencyは次の画面でThe Elder Scrolls Legends - Loading Screensのロード画面が表示される確率を選ぶことが出来ます。
画像
100%を選択するとバニラSkyrimのロード画面を無効化することが出来ます。
とは言え、これでも稀に表示されることがあるので、後述のアドオンModも追加で入れると確実です。
もしくは、前述の方法も試してみて下さい。
MCMはFrequencyの設定をMCMで行うことが出来るようになります。
後から設定を変更したい場合には有効かもしれません。
アドオンMod
The Elder Scrolls Legends - Loading Screensには更にロード画面を追加するアドオンがあります。
メインファイルは1つのみとシンプルで、インストーラー形式となっています。
対応するModが既にインストールされている場合、自動で判別して対応Mod用のロード画面と説明文がインストールされます。
Vanilla LS Removerを選択すると、より確実にバニラのロード画面を無効化できます。
The Elder Scrolls Legends - Loading ScreensでFrequencyを100%に設定した場合、選択しておきましょう。
Addonsの欄では対応しているModがインストールされている場合、自動で✓が入ります。
画像ではThunderchild - Epic Shouts and Immersionが選択されています。
日本語訳に関しては、こちらのModもSkyrim Special Edition Mod データベースでアップロードしてくれている方がいらっしゃいます。
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